JUICE WRLD「Goodbye & Good Riddance」
若手注目ラッパーJUICE WRLDのニューアルバム「Goodbye & Good Riddance」
Lucid Dreamsが全米でヒットしていますね。Stingの”Shape of My Heart”を大胆にサンプリングしたトラックに歌うようにラップしているのが印象的です。
Juice WRLDはシカゴ出身のラッパー。高校にあるラジオ局でフリースタイルをしていました。その後SNSに自身の曲をアップするようになっていきました。
ラップに関しては今までいそうでいなかった感じ。Travis Scottに少し近い感じもしますが、全体的に歌うようにラップする感じです。非常に音感がいいですね。ビートアプローチは結構一定で少し前のめり。
ともすれば飽きそうなラップですが、妙にくせになる感じです。
リリックの内容はドラッグ、や不安など鬱な内容が続きます。
トラックはラップの内容に即してドラッグがキマってフワフワしている浮遊感を表しているようなものが続きます。
ラッパーとしての自己顕示欲をみせたい、ただそんなに強くない自分、ドラッグへ逃げる。人間関係の悩み。
ある意味、自分というものをよく表現できているアルバムだと思いました。