Drake「SCORPION」
言わずと知れた、現在のシーンの中心的存在Drakeの新作、「Scorpion」
先行シングル Nice for whatもすでにビルボードチャートで1位を獲得しています。
これからしばらくチャートはDrake一色になるのは間違いなさそうですね。
アルバムの印象ですが、一言でいうとお洒落
現行シーン(といってもDrake自身が作っているところもあるのだけれど...)に即したトラップ
言葉をクシャッと縮めたフロウのラップなど抑えつつ、2000年代風のトラックが多い印象でした。
4曲目のEmotionessはマライア・キャリーのemotionsを大胆サンプリング。リアルタイムマライア世代としては、サンプリングされる対象になったのかと不思議な気持ちになりました。
個人的に好きなのは7曲目の8 our of 10
これも90年代後半から2000年代前半のエモいトラックに、ドレイクには珍しく熱いラップが乗った一曲。
これからのシーンはこの感じの曲が増えてくるんではないかと予想しています。
ポップミュージックのキングまで上り詰めたドレイクのニューアルバムは隙がなく、現行、未来のシーンを計算している印象を受けました。